「作文がなかなか書けるようにならない」
アルペの門をたたいてくださるお子さまの中には、このようなお悩みの子は少なくありません。
そんなお悩みに対して、私はいつも「継続は力なり」だと伝えています。
最初はうまく書けなくても、何度も何度も書き続けることで、作文は少しずつ書けるようになるものです。
だからこそ、とにかく作文への取り組みをはじめること、そして継続することを、アドバイスをしています。
とはいえ、最初は「何を書けばよいのかわからず、全く鉛筆が進まない」というお子さんも多いはずです。
そんな場合は、特に低学年であれば、親子の時間を大切にしてください。ご本人と「おしゃべりしながら」題材出し(ネタだし)をすることをおすすめします。
自分でできるようになるまでは、お父さんまたはお母さんと一緒に考えていく方法で構いません。
裏紙に、思いついた関連する単語をどんどん書いていきます。
テーマが「夏を想起させるもの」の場合、
「せみ・カブトムシ・夏祭り・プール・スイカ……」
好きなもの・苦手なものをたくさん出しましょう。
連想ゲームのように出してみてください。
その中で、「身近に感じられるもの」を題材に選んで、プールに行って楽しかったことや、虫捕りの思い出とともに箇条書きしていきましょう。
最後は、「今度はこうやって遊びたい」「これを食べてみたい」などと、これからが楽しみになるような今後の体験への思いが感じられるまとめでいいと思います。
そして1つポイントがあります。
自分の意見を入れたら、「理由」をつけるのも忘れずに!
意見と理由はセットです。
初期のころは半分以上の字数を達成できたら、それ以上は字数にこだわる必要はありません。
多少の語句のミスは目をつぶって、まずはストーリーの方に重点を置いてください。
書けたところまでを「自分で音読する」ことも大事です。
音読しながら、次のイメージをふくらめたり、言葉の間違いに気づいたりします。
また、作文以上に「短文」練習に力を入れましょう。短文は、短いストーリーをスピード感をもって書いていく練習には最適です。
短文練習が慣れてくれば、作文にも活かされます。
さらに、ご自宅の読書も非常に大切です。
文章に触れる機会を増やしましょう。
寝る前のお母さんの読み聞かせも、3年生4年生でもまだまだ有効です。
様々な文章の要素を吸収していくことで、少しずつお子さんの書く文章に深みが出てくるはずです。
繰り返しになりますが、作文は一朝一夕に書けるようになるものではありません。
地道に、書き続けることで、少しずつ得意になっていくものです。
ペースを掴むまでは大変かもしれませんが、お父さん・お母さんもご一緒に、「楽しく」作文に取り組んでみてください。
きっとその頑張りが、今後の財産になるはずです。
そして数年後に親子の素敵な思い出となるでしょう。
アルペの夏期講座では、作文に関する講座を複数ご用意しております。
ご興味のある方は、お問い合わせフォームより、お申し込みください。
この夏、たくさんのお子さんと一緒に、作文学習ができることを楽しみにしています。
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