塾長ブログ

擬態語の豊かな日本語

こんにちは。
今日も雨。肌寒いですね。
私の家の周りでは「しとしと」降っています。
「雨」といっても、さまざまな降り方がありますね。
雨の名前も、降り方や降る時期、時間帯、また季節や感情によってもさまざまな呼び名で呼ばれています。
弱く細かく降る「小雨」「霧雨」「小糠雨」(こぬかあめ)「時雨」など。
日本人の自然に対する繊細な感覚がニュアンスの違いを感じて、素敵だと思いませんか?
日本語は美しいなあとつくづく感じます。
ちなみに秋には、
「秋入梅(あきついり)」
「秋霖(しゅうりん)」
「秋湿り」
という長雨を表す言葉もありますね。
秋の雨は、どこかしっとりして寂しい感じがします。
こういう表現を敏感にとらえて作文を書いてみると楽しいですよね。

夏期講座の「楽しい語句トレーニング」の講座では、雨の擬態語も勉強しました。
しょぼしょぼ
しとしと
ぽつぽつ
ぱらぱら
ばらばら
ざあざあ
ゴーゴー……
お子さんたちから、たくさんの擬態語が出てきました。
お子さんならではの表現もたくさん!
擬態語をいれた短文作成練習も大いに盛り上がりました。
実は、作文を書くときには「耳」も「鼻」も大事で、
音やにおいを思い出しながら書く文章は、とても豊かになります。
ですから、お子さんたちに日記の課題を出すときに、
「擬態語を3つ以上は入れて書いてみて!」とリクエストを出すこともあります。
すると、臨場感たっぷりの表現の作文がたくさん登場します。
私が大好きな宮沢賢治さんも、
オノマトペの天才でした。
オリジナルの擬態語が、新鮮でユニークな作品であふれています。
ぜひ、小学生のうちにたくさん読まれることをお勧めします。
親子で同じ本を読むのも楽しいですよ!

9月25日
アルぺ記述読解教室 たかぎ

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