朝晩は、かなり涼しくなりましたね。
いよいよ今年の受験生も、受験本番まであと130日ほどになりました。
昨日の授業、6年生の読解で扱った物語文のお話です。
題材は、野球のバッテリーに関する描写が出てくるお話でした。
「野球」の用語を知らないと、やや読みにくい題材でした。
読解の意外な落とし穴が「常識力」です。
バックボーンとなる一般常識をどれだけ知っているかはとても大切。
中でも、点数の差が大きく出るものの一つに「スポーツ」があります。
中学受験では、圧倒的に「野球」が題材として扱われます。 (少し前、カーリングの題材が出たこともありましたが……)
細かい知識は不要でも、常識の範囲では知っておくことをお勧めします。
読解では知らない単語が多いと読むのに集中できなくなるからです。
スポーツの場合、試合のシーンでは、専門用語が立て続けに出ます。
昨日扱った題材には、「僕たちバッテリーは最強だ」「ランナーを刺す」「バックホーム」「変化球ではなくて直球だ」 などの表現が出てきます。
野球が好きなお子さんには、とてもよくイメージできる話です。
ですが、野球のルールや用語がわからないお子さんには、「?」が多くなります。
知らない言葉ばかりだとそのシーンには何が書かれているかわからず、話の流れがつかめなくなってしまうこともあります。
状況がイメージできなければ人物設定もぶれてしまいます。
人物設定が定まらないと気持ちや行動の理由が読みとれなくなります。
逆に、言葉を知っているだけで、苦手とする子が多い文章でもスラスラ読み進められるということです。
差をつけるチャンスともいえますね。
こういう点からも、日頃から、新聞やバランスよく本を読むこともは大切です。 テレビを見ていて「これはどんなことなのだろう?」と思ったことについて、家族のコミュニケーションの中で解消しておくことも大切ですよね。
常々「問題集を解くことだけが勉強ではない!」と思っております。
ぜひ参考になさってください。
9月24日 アルぺ記述読解教室 たかぎ