先週、6年予習シリーズの読解を指導していた時のことです。
テーマは随筆文
そこで出てきた言葉について触れてみます。
問七「その幻想」から離れらえれない生き方を思って、筆者は何を感じていますか。
ア 惨めさ
イ 寂しさ
ウ 歯がゆさ
エ 煩わしさ
なかなか難易度が高い問題です。
1つ1つの言葉の意味はわかりますか。
選択肢の「ことば」の意味に分からないものがあって、なんとなく選んでみた、というお子さんは少なくありません。
言葉を正確にとらえることは、本当に大事なこと。
そこで、アルペの私の授業では、いつも「言葉の置き換え」の力をつける指導をしてます。
文章を精読しながら、大事な言葉で立ち止まって「言い換え」トレーニングです。
文脈を把握しても選択肢の中から答えを選ぶにしても、語彙力があるかどうかで、勝負が決まってしまうからです。
例えば、
「煩わしい」は、
めんど臭い・面倒くさい・難しい・厄介・うるさい・しんどい・めんどう・面倒臭い・面倒・厄介・・・・・・
たくさんのワードに置き換えられます。この引き出しが豊かかどうか。
正確に文章が読めるお子さんは、無意識のうちにワードを変換して、十年に対応できているはずです。
また、アルペ記述読解教室では、これから語彙を増やすために
「短文作り」のプリントを、毎週継続して続けています。
「言葉の意味を調べる➡使えるように短文を作る」
単純な取り組みですが、この積み重ねは本当に大事。
実際、しっかりやっているお子さんと、出来ていないお子さんの差は、歴然としています。
学年に応じて、吸収したい言葉のステージも上がります。
スタートは1年生から!
まずは、擬態語(オノマトペ)や形容詞の使い方から練習してみてはいかがでしょうか。
夏休みに向けて、たくさんの読書(インプット)と、豊かな記述が(アウトプット)できるように日々の小さなチャレンジを続けていきましょう。
夏休みも近づいてきます。
目標をもって、一学期をお過ごしください。
5月17日
アルペ 髙木