塾長ブログ

話す力を磨こう!

    10月最後の一週間。
    毎年「記述読解教室 ハロウィンスピーチWEEK」を開催しています。

    アルペは、受験で通用する学力を身に着けることはもちろんですが、「将来に通じる国語力をはぐくむ」ことをモットーにしています。
    レギュラー授業では、
    ①作文 
    ②ニュースレポート(日記) 
    ③語句・漢字 
    ④短文 
    ⑤読解・暗唱 
    を軸に指導していますが、これらに加えて「プレゼン力」もとても大事にしています。

    魅力的なスピーチができる人は、素敵だと思いませんか?
    生きていくうえで、「自分の考えをわかりやすく伝える力」が大切なのは、言うまでもありません。
    社会人になっても、親の立場になっても、「生きること=人と人のコミュニケーション」ですから。
    授業で取り入れている「スピーチ」は、まさにこの力を育みたいと考えています。
    そして、スピーチが上手なお子さんは、「思考力」に長けていて国語もよくできるお子さんが多いことも事実です。
    話し方のトレーニングは国語の勉強そのものなのです。
    授業内でお子さんたちが「質問」をする場面で、
    何を聞きたいのかよくわからないお子さんもいれば、非常に端的に明確な質問ができるお子さんもいます。
    同年齢でもこの差は非常に大きい!

    ですから、特に受験コースのお子さんたちには、この「質問の仕方」を(意外と)厳しく指導しています。
    ポイントを明確に質問できるようになることは、同時に問題に対して、答えをアウトプットできる学力も身についていくからです。

    話し方は、ご家庭での生活習慣がそのままにじみ出ます。初対面であっても、お子さんと少し話しただけで、
    「このご家庭では、お母様がなんでも代弁してしまい、お子さんが自分で説明する機会が少ないのだろうな」と思うことがよくあります。
    読解が苦手、作文が苦手なお子さんに多い傾向があります。
    ぜひぜひ、お子さんが自分で工夫して説明する機会を増やしてください!
    説明が苦手なお子さんもいます。
    ある程度の時間はかかりますが、日ごろの心がけ次第で、話す手順や結論の伝え方は、別人のように変えることができます。
    話す際に、意識できるかどうかです。

    10~12歳で語彙力のベースは決まってしまいますから、
    小学生のお子さんたちは、直すのは「今」です!

    「熱い」といったら、エアコンをつけてもらえる、
    「のどが渇いた」といったら、大好きな飲み物が目の前に出てくる
    という生活を続けていたら、文脈で話す力がつきません。
    自分の伝え方が圧倒的に足りないのに
    「どうしてわかってくれないの?」と腹を立てる場合もあります。
    そのまま大人になってしまったら……。
    こんなことを念頭に置きながら、アルぺのスピーチ練習を、あくまでも楽しくやっています!
    たとえ短い話であっても、
    「目的(テーマ)に応じた話ができるか」
    「場に応じた声のトーンで話せるか」
    「相手に配慮した話し方ができるか」
    (話す相手によって話し方は変わるものです!)を大事にしたいものです。

    今日から一週間は、
    ハロウィンスピーチ大会が始まりました!
    つまり「怖い話大会」です。
    どうして国語教室で?と思われるかもしれません。
    ですが、私の経験上、スピーチが苦手なお子さんでも、一番取り組みやすいテーマが「怖い話」なのです。
    本で読んだり、調べたりしてそれを伝えられる!
    自分の感情を伝えるスピーチは、かなりレベルが高いのです。

    今、アルぺ記述読解教室には、開校以来一番多くの低学年の方々が来てくださっています。
    これから伸びていくお子さんたちばかり。
    みんなピカピカです。
    本日24日に実施した、土曜日初中級クラスも、スピーチデビューにもかかわらず(新しいクラスなので)
    全員がしっかり準備してきてくれました。
    それぞれに工夫していて、一生懸命でした。
    (私は、怖い話以上に、みんなの話す姿に感動!)
    (準備にお付き合いくださる保護者の方々、怖い話なんて……すみません!)

     そして、もちろん私も話しました!「スピーチは楽しい!」と感じてほしいです。
    来週の火曜日からのみんなのスピーチも楽しみです!
    直接テストの点数はつかないけれど
    「話す力」「伝える力」をぜひ大切にしていきましょう!

    10月24日土曜日
    アルぺ記述読解教室 たかぎ

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