塾長ブログ Vol22
~アルぺの保護者説明会より~
2月6日土曜日に開催された、記述読解教室説明会の一部をご紹介していくシリーズです。
アルペで鍛えたい力について
第1章 「語彙力」
よく、作文練習でも取り入れる「お話作り」のように、自由に書いていいよと伝えると、果てしなく長い文章をいつまでもかけるお子さんもいます。
文法のようなものにはあまりこだわらずに楽しく書いていい場合です。
「楽しんで書ける」というのは素晴らしい能力です。
「何を書いたらいいかわからない」お子さんよりも、
「書きたいことがたくさんある!」お子さんの方が、それ以降の伸びしろがあります。
ですから、短期講座で開催する「はじめての作文講座」では、自由な「お話作り」のメニューを必ず取り入れて「楽しい!」を体感していただくようにしています。
書きなれていないお子さんは、「書く機会」を作ってください!
そして、初めは、誤字脱字を厳しく指摘したり、文章内容に細かく意見を言ったりせずに、「楽しい!」を優先されることをお勧めします
これは、「記述の入り口」です。
しかし、一方で、これが「試験で点数が取れる力」とは異なります。
勉強には、「問題を解く」ための具体的な指示や条件があります。
その条件内容を理解して、その指示に応えられるかどうか。
これは、国語だけの話ではなくて、会話のキャッチボールであるコミュニケーションの上でも重要な基本です。
この力をつけることが、記述読解教室のゴールの1つです。
☆読解の文章が読み取れない
☆問題文の意味がわからない
☆選択肢のワードにわからない言葉があるから答えを選べない
☆条件を自己解釈してしまい、全く違う答えを書いてしまった
☆文を書いてみたけど、何を伝えたいかよくわからない
お子様に、このような経験はありませんか。
これらは、私が常にご相談いただく内容です。
「小手先のテクニック」で攻略せずに、どんな力をつけたらよいのでしょうか。
1つ目は、当然ですけれど、文法力。
2つ目は、語彙力。
(まだまだあります……)
文法がわかっても、自分が言いたいことを表す言語が乏しければ、「えーこれはなんて言えばいいんだ!」と、もどかしい気持ちになってしまいます。
そして、自分が知っている言葉だけで書く(話す)ことになるから、その子の言語レベルに応じた言葉になってしまいますよね。
最近特に、語彙が非常におさないままでストップし、伸び悩んでしまうお子さんが多いと感じます。
でも、この力は、トレーニングによって鍛えられます。
楽しみながら、たくさんの言葉を身に着けていきましょう!
そして、ご家庭で使う言葉が、すべての源です。
毎日の言葉のチョイスに、ぜひこだわってみてください。
アルペでの勉強をきっかけに、豊かな語彙を増やしましょう!
アルペの勉強メニューでは、「短文作成」のプリントを丁寧に実施してください。
紙の辞書を有効活用して、常に調べる習慣をつけましょう。
~~第2章に続く~~
2月12日
たかぎ