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都立小石川中H.20 【適性検査Ⅱ】(資料問題中心)

公立中高一貫校 適性検査

これまで公立中高一貫校で出題された問題の中から、おさえておくべき問題の解答のポイントを説明します。

小石川H.20 【適性検査Ⅱ】

問1 (1)資料1をみて、1982年の研究者数を100としたときの指数を、1994年、2000年、2006年について、それぞれ求めなさい。なお、指数は小数第一位を四捨五入して整数で答えなさい。

<解法のポイント>
「指数」と言われると、なにか難しく感じるかもしれません。 実際、生徒の解答にも間違いが多くありました。

しかし、よく見てみると算数の計算問題と同じです。 ここで得点を落としてはいけません。 なぜなら、(1)で計算問題の場合、(2)でその値を使った説明を求められることが多くあります。

(1)を間違えると(2)でも資料とは異なった説明を繰り広げてしまい、減点となってしまいます。(もしかすると点数が与えられない可能性もあります)

学校の算数と決定的に異なるのは、解答をする上で細かい条件が付くということです。「やり方は合っている」「数値がだいたい合っている」では不十分です。

「1982年の研究者数を100としたとき」や「小数第一位を四捨五入して整数で」という条件をきちんとみて、条件通りの解答を心がけましょう。

(2)1982年から2006年までの研究者数は、6年ごとにどのように変化しましたか。また、全体としてどのようになりましたか。(1)で求めた指数を使って、その特徴を書きなさい。

まず、よくある解答例を出します。この2つの解答は、一見すると良さそうですが、不十分な点があります。

(よくある解答①) 
研究者数は増加し続けている。また、指数を見てみると、1994年は150、2000年には170、2006年には210年になっている。

(よくある解答②)
6年ごとに年がたつにつれて、研究者は増えている。しかし、増える数は、1982年から1988年の間に約13万人増えたが、それから少しずつ減っていき、2000年から2006年までは約6万人しか増えていない。指数は、約20ずつ増えている。

<解法のポイント>
変化を説明するときは、必ず期間を示しましょう

全体を通して」の変化なのか「◯◯年から◯◯年まで」の変化なのか。ここが曖昧だと説明としては不十分(=減点の可能性)。

次に、「増えている」「増加し続けている」といった変化を表す語句には、必ず「どのくらい」変化しているかを示しましょう。

例えば、「◯%」「約◯倍」「約◯分の1」などです。説明の仕方は様々ありますが、 その場で使いやすい方法を選びましょう。


そして、この問題では「(1)で求めた指数を使って」というきまりがあるので、この指数を使わなくてはいけません指数を使わず解答した場合、条件を満たしていないのでもちろん減点となります

指数が必要と言っても、おまけのように最後に指数の説明を付け足しただけでは、もちろん問題の意図に沿った解答とは言えません。

ですから、はじめからきちんと指数を用いた変化の説明を考えましょう。(補足で、人数などの値を使って説明するのはOKです。)
 

問2 (2)完成した資料3を見て、政府研究機関、大学など、企業や会社など、民間研究機関の4つの組織の中から1つを選び、あなたが選んだ組織と(全組織の)合計を比較して、分野別人数の割合の特徴を書きなさい。なお、選んだ組織の名前も書きなさい。

(よくある解答)
選んだ組織:企業や会社など
説明:企業や会社の研究者は多く、半分以上も占めている。また、保健の研究者は少ない。

<解法のポイント>
この問題の条件は、「(全組織の)合計を比較して、分野別人数の割合の特徴を書きなさい」とあります。 つまり、全組織合計の分野ごとの割合選んだ組織の分野ごとの割合比較して選んだ組織の特徴を説明する必要があります。

上記の生徒の解答を見ると、前半は選んだ組織が全組織の中でどのくらいの研究者数がいるかという説明があり、後半は分野別人数の特徴は保健の分野に関する記述が少しあります。

前半部分のように、全体の人数の割合に対する説明があっても間違いでは無いですが、問題の条件通り分野別人数の割合の特徴を中心に説明する必要があります。

前半部分はなくてもよい説明(不要)です。 前半部分を削除し、分野別の説明を十分に行う必要があります。

選んだ組織の中で、特徴的な(合計と比べて、特に多かったり少なかったりする)分野において、全体の値と比べて説明しましょう。

その時、数値と一緒に示すことが必要です。 数値があることで根拠ができることになります。

単に「工学分野は多い」ではなく、「工学分野の割合は約60%と多い」としたほうが、説得力がありますよね?

この時、気をつけなければならないことがあります。 割合が50%を超えている場合、「半分以上占めている」という表現が使えますが、もし割合が60から70%程度の際どうしますか?

もちろん「半分以上」であるのは間違いないですが、半分を超えたらなんでも半分以上と言ってしまえばよいとは言えません

決まった規則があるわけではありませんが、半分を大きく超える場合は、「約6割」「約7割」ともう少し具体的に述べたほうが、採点者に「多い」という特徴が伝わりやすくなるでしょう。

 

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