- 記述読解教室の初級・中級・上級コースは何を基準に分けていて、どうやって選べばよいのでしょうか?

記述読解教室には中級・上級と受験対策の3コースありますが、これは完全に学年で分けているわけではありません。
6年生でもしっかり基礎から学びたい場合は中級をお勧めしますし、4年生でも十分能力があり、難関中学を受験するために記述力を磨きたいなどの生徒さんに関しては上級コースをお勧めすることもあります。

- 公立小学校に通っていていて、あまり国語が得意でない場合は、どのコースがおすすめですか?

過去に「塾が初めてで弱気な小学校5年生の公立小学校の子」がアルペ記述読解教室に来てくれました。

彼は受験を考えてはおらず、塾の手始めにまずは国語の勉強から始めていきたいということで問い合わせてくれました。
まずは基礎として国語の力を養いたいと思っていました。

中学生のお兄ちゃんがいて、そんなに国語が得意ではなかったので、お兄ちゃんの様子をみていて、まずやるとしたら国語の勉強から固めていったらいいんじゃないかと思ったようです。

近所の井の頭小学校のため、アルペの記述読解コースのうわさをもともと聞いて下さっていて、行くのであればアルペの記述読解コースに最初に塾のスタートとして行った方が良いのではないかという問い合わせでした。

- 国語があまり得意でない5年生の場合は、上級より初級のほうがよいですか?

本来5年生ですので、中級コース、上級コースどちらでも入って頂くことができます。

ただ、先ほどお話に出たお子さんの場合は、余り勉強に自信がない、そして弱気なお子さんだったので、まずは中級コースの体験を案内しました。中級コースは本来3,4年生メインのクラスではありますが、5年生、6年生の子でも参加している子はいます。

まずは中級コースで体験して頂いて、「中級が簡単すぎるなぁ」と思えば、上級に入っていいただくという考えで、中級の方を勧めることにしています。

体験の時に逆に上級の難しい方のクラスに来てしまうと、もし無理があった場合、萎縮してしまうので、必ず一個手前のクラスから時間さえ合えば勧めるようにしています。

結果、このお子さんに関しては、やはり中級コースの作文のレベル、語彙のレベルがちょうどよかったらしく、入塾が決まって入ることになりました。

今現在6年生で、中学受験の大手塾に通っている子どもの場合はどのコースがおすすめですか?

過去に中学受験の大手の1つであるN学園に通っている6年生がいらっしゃいました。
HPからアルペを検索して来て下さいました。

この生徒は、N学園の受験コースで現在第一志望校は武蔵中学校です。

ただし、現在の偏差値は50~60の間ということです。
アルペに電話をくれたのは、記述の受験対策の指導ができるということでお問い合わせが来ました。

4科目の中で国語が足をひっぱっている状況で、しかも、武蔵は国語の記述が勝負科目であるということで大変危機感を持たれて、国語の指導ができる塾を探していたとのことでした。

- その生徒は、通っていた大手塾で国語の講座など取っていなかったのですか?

いえ、実際に国語の勉強をN学園でもオプションで取ってやっていたそうです。
しかし、一向に成果が出ないので、是非相談に乗ってほしいということと、アルペに来ればどんな指導ができるかっていうことを説明してほしいということでした。

- 大手塾でオプション講座をとっていたのに成績が伸びなかった原因は何ですか?

後日カウンセリングを行い、N学園で実際に勉強しているものを持ってきてもらいました。

武蔵中にクラス分けしてやっているわけではないので、特に武蔵の傾向に合わせた国語のものではありませんでした。

ごく一般的な国語の上位クラスの勉強ですが、おそらく、お子さんができない、困っている記述自体にスポットをあてた授業形式ではないので、ただ受身で大人数の授業を受けているといった状態になっていたことが国語が伸びない原因だったと思います。

そのため、読解の題材としての経験は積まれるかもしれませんが、記述のテクニックや、細かい、どこができていないかという個人のスキルアップには結び付いていないと思われました。

- 国語の点数アップにはどんな指導や勉強が必要ですか?

必要なのは、自分で傾向にあった問題を解いて、その問題に対しての添削、アドバイスを受け、キチンと答案を書きなおせるかどうかのトレーニングです。

アルペでは塾長自らが記述の指導の経験が豊富なので、個別で時間を取って武蔵中のレベルまで行けるように、記述の指導をします。
その生徒は、大手塾にかよっており、併塾という形でしたので、個別指導、週一回にご案内しました。

いきなり武蔵中のレベルを解けるお子さんではなかったので、その一歩手前の法政大学中学校の問題を練習問題として、その次から早速週一回、国語の指導を行いました。

- 本格的に受験勉強を始めようと決心した6年生の場合はどのコースがおすすめですか?

受験に6年生からシフトするのは非常に遅いタイプの子だと思います。アルペ記述読解教室にもかつて、そのようなお子さんがいらっしゃいました。
きっかけは、アルペから東大付属中に合格したある生徒さんと同じ小学校で、その方の紹介でお電話を下さいました。
ご本人も東大付属の受験を考えているので、是非アルペで指導してほしいということでした。

- その生徒は受験で合格することができましたか?

その生徒は、アルペ記述読解教室に来るまで、お知り合いの方に作文のトレーニングを週一回やってもらっていて、そのほかの勉強はやっていないという状態でした。
また、週末に小学校の野球チームで本格的に野球をやっているので、土日は時間が取れないということで厳しい状況でした。
そのため、カウンセリングをすぐ設定し状況を詳しく聞くと、やはり現状この5月から受験までの短い期間の中で東大付属まで導くのはかなり時間的に難しいのではないかというお子さんではありました。
ただ、非常に親子ともに真面目な方だったので、受け入れることにして6年都立中受験のクラスでのお預かりが決定しました。
算数に関しては、6年生標準レベルプラス東大付ですので、5年の予習シリーズレベルの勉強からもやっていかなくちゃいけないということで、非常にこの時期からの入塾からだと厳しいかったですが、やれることはどんどん取り組み始めました。このようにご紹介で合格者の方からきっかけになって入って来るというケースはアルペでは非常に多いケースです。

- 小学校の編入試験などにも対応していますか?

はい、実際にアルペ記述読解教室に編入試験を受けるため問い合わせてくださった生徒がいました。
その子は当時3年生でしたが、小学校5年生からある学校の初等科に編入試験で入学を希望していました。
4年生の12月に編入試験があるということだったので、それに向けて記述を鍛えたいということで、アルペに来てくれました。
編入試験の事前に配られた問題を見ると、5,6年生レベルの読解力、記述力も必要になるようなやや難問でした。
それを見てやはり、普通の3年生よりも少し前倒しした学力を鍛えていかなければならないということをカウンセリングでお話をしました。

- 具体的にどのような対策をしてあげたのでしょうか?

まずは、記述読解クラスの中級コースにご案内をして体験して頂きました。
作文を400字書けるようにすること、それから時事問題に関心を持つようにすること、新聞の読み取りをしてキチンと自分意見を書くことというのが、4年生の12月までに求められていたので、彼女の場合は、3年生いっぱいは中級コース、そして4年生からは上級コースでトレーニングできるような目標でやっていきましょうということで、ご案内しました。

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